2013年7月11日木曜日

オロビアンコ、この微妙な価格のばらつきに寄せて。。。

セレクトショップ、百貨店、ドンキホーテ、ショッピングモール、、、オロビアンコは様々なお店で扱われています。

というのも、イタリアのオロビアンコ社が日本で特定のパートナーを作らず、商社、輸入業者、ショップとそれぞれに組んで、市場に商品を投入しているからです。
 
百貨店の雄「伊勢丹」と、ディスカウントショップの草分け「ドンキホーテ」に同じブランドの商品が並んでいるって、まぁ、GUCCIとかもあるにはありますが、変だと思いませんか?

もし独占販売権を持つ正規代理店や「オロビアンコ・ジャパン株式会社」のようなモノがあれば、まさかブランドイメージを混乱させるような商品の売り方(卸し方)はしないと思うんですよね。
たとえば、某商社のI社なんかがきちんとブランド管理しているポール・スミスの商品は間違ってもドンキには並ばないと思います。

、、、当分は。 

また、価格のコントロールに関しては、一応の指針を示しているものの、似たようなバッグで1000円~5000円と価格差があるのはそのためです。

たとえばオロビアンコの工場から出荷されるバッグの価格が50EUROだったとします。原価とでも言いましょうか。
それが、日本に入ってくるルートによって、どうしても値段が変わってしまうんですよね。

オロビアンコ売値:50EURO(6500円)→輸入業者利益:+4000円→小売店(店頭)利益:+8000円→消費者買値:18500円
※1EURO=130円計算

輸入業者が4000円を自分たちの取り分、小売店が8000円を自分たちの取り分というように設定すると、最終的に消費者の手に渡るときは、18500円になってしまいます。

これが、もし自社に購買機能があるセレクトショップだったり、百貨店だったりすると、中間の輸入業者の4000円をすっとばせるので、自社の取り分を10000円に設定しても、16500円で店頭に並べることができるんですよね。
もちろん、イタリアから日本への輸送費や通関手続き、在庫管理等、かさむコストも出てきますが。

オロビアンコ売値:50EURO(6500円)→小売店(店頭)利益:+10000円→消費者買値:16500円
※1EURO=130円計算


こんな2WAYのボストンバッグ、まちがいなく日本企画ですね。
「日本では今、こんなバッグが売れてるよ~」ってイタリアに伝えてつくってもらってるバッグです。

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