2013年9月30日月曜日

オロビアンコ アリメンタリア スプマンテリアが表参道のジャイルにオープン!


旬の素材・調理方法にこだわった本格イタリアンフレンチ

オロビアンコ アリメンタリア スプマンテリアが表参道のジャイルにオープン!

 スプマンテはイタリア産のいわゆるシャンパン。スプマンテを提供するお店ってことでしょうか。
ロゴがかっこいいのは、このブランドの特徴ですね。

 ずらりとならんだスボトル。すべてオロビアンコプロデュースなのか、あのリボンがかかっています。

本日、オロビアンコのフェイスブックをチェックしていると、驚きの情報が!
表参道の複合商業施設、GYRE(ジャイル)にレストランをオープンしたそうです!

今年(2013年)の4月に大阪で、日本の飲食事業会社、株式会社きちりと組んで「Osteria Orobianco(オステリアオロビアンコ)」をオープンしたかと思えば、半年後に表参道とは。

本業のバッグをメインとしたアパレルビジネスも忙しいはずなのに、本当に精力的なブランドです。

ちなみに、大阪でコラボしたきちりは「タニタ食堂」等、異業種とのコラボで飲食店を出していることで有名ですが、今回は関わっていないようです。
もとからジャイルの4Fにあった「リアージュ」の改装という感じなので、また新しい縁があったということなんでしょうか。
とにかく、オロビアンコ社のジャコモ社長は日本で色々なネットワークを持っているので、どんな有名企業とコラボしても不思議ではありません。



 こちらが、表参道のジャイル。ブルガリが1Fに入居しているので目立ちます。

今回の出店で、渋谷のカフェオロビアンコと合わせて東京ではオロビアンコプロデュースの飲食店が2店舗になりました。本国イタリアでは、飲食店どころか、バッグを置いているお店さえなかなか無いというのに。実に親日なブランドです。

ただ、東日本大震災のときも、チャリティーバッグの企画を出したりと、ただのポーズではなく、本当に日本を向いているブランドです。デザインや品質だけでなく、そんなブランドの姿勢に好感を感じてか、ユーザーからの指示もありますしね。

ライフスタイルブランドとして確立されるべく、これからもどんなアイデアを出してくるか、注目です。

2013年9月27日金曜日

オロビアンコのペンケースを古着屋で見つけた!

中古のオロビアンコペンケース


プレゼント用に大人気のオロビアンコの定番ペンケース、PRICK(プリック)。
あまり容量はないのですが、本革と発色の良いリモンタナイロンのコンビで、オシャレなペンケースとしての地位を確立しています。

また、従来の販路だけではなく、雑貨店や文房具店などでも扱えるため、流通量が加速度的に増え、日本市場での年間の総販売本数は数万本であるかと推測できます。

クリスマスやバレンタインデーはもちろん、3月4月の新入学、新入社のシーズンにもよく売れています。

爆発的ヒットのもう一つの要因は、全体の面積が少ないので、バッグでは躊躇してしまうようなビビッドなカラーや、クセのある加工をした革を使えることです。
ロゴ型押しや、クロコ型押しなんかでも、このサイズなら、可愛らしく見えます。また、鞄の中に入れることが多い小物は、「暗い中でも見つけやすい」という単純な理由で明るい色が好まれます。

単価も安いことから、かなりのバリエーションが存在しています。

新品での定価は¥3,990~¥5,000程度ですが、先日リサイクルショップで見つけたものは、ほぼ半額の¥1,990でした。
オロビアンコは人気なので、中古でもまぁこんな値段ですね。


革の色×革の種類×生地の色×生地の種類 =ほぼ∞

当ブログでも何度か紹介したことがありますが、本当に色んな種類が実際に販売されています。
上記の通り、オロビアンコは色々な組合せが可能なので、まさにカスタマイズの可能性は無限大!

実は、ジッパーの色と種類(金属・プラスチック)などもカスタムできるので、何千通り、何万通りの組み合わせが可能なんですね。

これだけ色んな組み合わせがあると、学生から社会人まで、たくさんの人が持っていますが、誰かと被る可能性も低くなります。

もうじきクリスマスシーズンが近づいてきますので、店頭で見かける機会も増えてくると思います。
お気に入りの配色を見つけるのも楽しいですね。



2013年9月25日水曜日

バッグ専門店で売られているオロビアンコについて

バッグ専門店とは???

まずこのタイトルを見て、バッグ専門店が何を指しているのかよく分からない・・・という感想を持った方が多いと思います。

オシャレな若者は何でもセレクトショップで買う時代、お金をたくさん稼いでいる大人は百貨店で何でも揃える時代、それ以外の消費者の方々はネットで何でも買う時代。

わざわざバッグを買いにバッグ専門店に行く方は反対に珍しいかも知れません。


これです。キャリーケースから小物ポーチまで、いわゆるバッグ類を専門的に扱うお店です。
単一ブランドのバッグだけを扱うのではなく、色々なブランドのものを取り揃えています。言わば、バッグのセレクトショップです。
 
イオンモールなどのショッピングモールに行くと、必ずこの手のお店がテナントとして入っています。
もちろん、ショッピングモールに限らず、アトレなんかの駅ビルにも入っています。

珍しいところだとターミナル駅の地下街だとか、空港なんかにも入っています。旅の途中でせっかくだから、もう1サイズ大き目のボストンバッグを買おうとか、小物がごちゃごちゃしてカバンの中身が分かりにくいわ、なんていう方達が、買って行きます。
東京駅の地下街にも、オロビアンコを取り扱っているお店、何店舗かありますね~。
結構売れているみたいです。

それで、バッグ専門店ってやっぱり良いものが売っているの???

はい。これは気になるところだと思いますが、はっきり言ってアイテム数は多いものの、良い物が置いてあるかというと、疑問です。

まず1つ目の理由として立地があげられます。

バッグのセレクトショップであるバッグ専門店ですが、がんばってパルコとか、ファッションビル、駅ビルの上層階で見かけるくらいで、路面店だとか百貨店の中には、ほぼありません。
ほとんどがショッピングモールとか、ひどいところだと、スーパーに毛の生えた程度のお店の中にいます。
単価も1000円~程度で、ハッキリ言ってあまり高いものを売ろうとしていません。
むしろ、安いものを大量に仕入れて、ブランドに興味の無いような客層に売りさばくといった印象を受けます。

 

いま、ちょうど文脈の中に出てきた客層。これが2つ目の理由です。

現在のファッションビジネスでは、日本に初上陸するブランドは、そのほとんどがセレクトショップか百貨店に置かれる仕組みです。
社内のバイヤー達、または商社マンが必死に世界中を飛びまわって、まだ日本の消費者が知らない光るブランドを掘り起こし、まずは最もファッションやトレンドに敏感な消費者の反応を探るため、セレクトショップまたは百貨店の店頭に並べます

ここで人気が出れば、徐々に口コミやマスコミの力でブランド名や人気が伝播され、やがてはオンリーショップが作られたり、もっとランクが下の店舗にまで並ぶことになります。

新しいモノ、オシャレなモノにお金を使う人たちは、セレクトショップや百貨店に行く流れが出来上がっています。
バッグ専門店にオロビアンコが置かれだしたのは、せいぜい2~3年前。それまでは、虎視眈々と力量を見定めていたんです。


「うちに置いて売れるんだろうか。うちのお客さんにこの良さが分かってもらえるんだろうか」


と。
まぁ、最近ではかなりオシャレな専門店も出てきていますし、専門店限定のオロビアンコっていうのも少しはあるみたいです。

でも、やっぱりファッションコンシャスな人たちがまず足を運ばないであろうお店に分類されてしまいますね。



2013年9月23日月曜日

オロビアンコのライバル紹介⑤ ムスタッシュ(MOUSTACHE)

オロビアンコにはライバルが多い


これまで4ブランドを取り上げてきた「オロビアンコのライバル紹介」シリーズですが、今回で5回目です。
これまで紹介してきたブランドは、

オロビアンコのライバル紹介① F. CLIO(エフクリオ)

オロビアンコのライバル紹介② IL BISONTE(イルビゾンテ)

オロビアンコのライバル紹介③ Felisi(フェリージ)

オロビアンコのライバル紹介④ aniary(アニアリ)

と、どれもオロビアンコと同価格帯、もしくは少し値の張る中・高級ブランドですが、今回のムスタッシュはほとんどがアンダー1万円の低価格バッグブランドです。

素材で見ても、オロビアンコ含め上記ライバルブランドが本革(または本革とナイロンのコンビ)であるのに対して、ムスタッシュは100%合皮(ポリウレタン?) です。

素材で見ても、クオリティで見ても、価格で見ても、明らかに格下です。

ではなぜライバルと言えるのか・・・。
ここがファッションビジネスの面白いところだと思います。


ムスタッシュがライバル?


なぜこのアンダー1万円の格下合皮ブランドがライバルと言えるのかというと、下の写真を見てください。

はい。
つまりはこういうことなんです。
左のオロビアンコのボディバッグは¥35,700(オールレザー)。
右のムスタッシュのボディバッグは¥5,775(合皮)。

サイズはオロビアンコが高さ約30cm、ムスタッシュが約38cmですので、まぁ似たような感じです。

これがまさか店頭で隣同士に並んでいることは無いと思いますが、現に両ブランドを同一の店舗で扱っているケースはあります。
イオンなどのショッピングモール内のバッグ専門店等。

ひと月のお小遣いが1万円の高校生なら、、、うーん。ムスタッシュ買っちゃいますね。
月給が20万円のサラリーマンなら、うーん、ボーナスまで待つか、とりあえずのつなぎでムスタッシュ買っちゃいますね。

そういう意味でのライバルです。

ただ、これを見て「えげつねぇ~」と思われた方がいるとしたら、ファッションビジネス以外の業界にお勤めですね。
だって、この二つのデザインの元が、そもそもありますので。

ダニエル&ボブ(Daniel&Bob)  ¥65,100





2013年9月19日木曜日

オロビアンコのFASHION'S NIGHT OUT(ファッションズ・ナイト・アウト)

日本でも話題になっている、ファッション誌『VOGUE JAPAN』開催のショッピング・イベント「FASHION'S NIGHT OUT」(ファッションズ・ナイト・アウト)

要は表参道~青山~原宿界隈の服屋さんが、この日だけは夜まで(23:00まで)やってますよ。というイベントなのですが、各お店では、シャンパンを出したり、ちょっとしたお店独自のイベントをしかけたり、等々をやっているようです。

これはもともとは、アメリカ版「VOGUE」の編集長アナ・ウィンターさんが発案したもので、バンバン買い物して経済を盛り立てよう!というコンセプトのイベントなんです。

日本では5年前(2009年)から開催している模様。 

オシャレ系の若者に特に人気のSPAアメリカンアパレルなんかは、「アメアパカーニバル」と題しカーニバルをしたそうです。

WEBから拝借してきた写真ですが、これ、カーニバル?



  
オロビアンコはミラノのファッションズ・ナイト・アウトに参加!!
 
オロビアンコの公式facebookによると、どうやらオロビアンコもミラノのイベントに参加したようです。
今年は、パリやロンドンを含む世界19カ国で開催したとのことですが、残念ながら日本にオロビアンコの直営店が無いので、なかなか日本のものには参加しづらいですよね。

あれ、でも渋谷にカフェオロビアンコがあるので、 そこで何かしらのイベントを打ってもよかったんではないでしょうか。
1Fは物販店ですし。

遠からず、そんな日が来るんではないかと予想しています。






2013年9月16日月曜日

紳士服のアオキ(AOKI)取り扱いのオロビアンコ


オロビアンコは本当に色んなお店においてある


伊勢丹や高島屋等の百貨店、ユナイテッドアローズ、シップス等のセレクトショップでの取り扱いはもちろん、ショッピングモールの中に入っているバッグの専門店やファッションビルの中の服飾雑貨店でも見かけることが多くなってきたオロビアンコ。

ただ、せっかくオシャレなお店で買ったユーザーからすれば、自分の持っているバッグがダサいお店にも置いてあると、急激に愛着が薄れ、気持ちが醒めてしまうということも珍しい話ではないと思います。

一般的には、自社で直販している(直営店やECサイト)他に、他の店舗にも商品を卸している(セレクトショップや百貨店の平場)ようなブランドは、ブランド価値の維持向上のために、売り場を視察して意見を言ったり、または営業マンが出向いて行って、売り場を作りこんだりもしているものです。

ただ、ビジネスの拡大を狙って生産量、流通量、販売先(卸し先)を増やしていくと、どうしてもコントロールができずに、 汚い売り場で陳列されたり、ホコリをかぶったりということも出てくると思います。

商品が可愛そうな扱われ方をしていると、 なんだかそのブランド自体に対して良いイメージを持てなくなるのは、当然の心理です。



「良いものをつくりたい、だけど、ビジネスとしても成功したい」


そう考えるブランドが取る戦略の中で、一般的なことが、セカンドラインをつくること。

デザインや素材、クオリティにこだわった高級ライン(ファーストライン、コレクションラインとも)で確固たるイメージを創り上げ、そのイメージに好感を持つ大衆層に向けて、品質を少し落とし、価格を抑えた量産品を販売する。

デザイン、生産、広告宣伝、店舗運営、販売…など、ひとつのブランドを世に送り出し、ビジネスとして継続してものを作り続け、売り続けるには莫大なコストがかかります。

そのためにも、やはり数を稼げる量産ラインは必要です。

オロビアンコは、明確なセカンドライン(たとえばポール・スミスにおけるアール・ニューボールド。アルマーニにおけるアルマーニ・エクスチェンジ。など)は無いのですが、セレクトショップが他のセレクトショップと差別化を図るために企画したオロビアンコ・ユニークなどは、それに近い位置づけにあります。
※現状、オロビアンコ・ユニークはユナイテッドアローズ・グリーンレーベルでの取り扱いのみ。 ディテールなどが簡素化され、オロビアンコに比べ10%ほど安価。


でも、、、紳士服のAOKIでの取り扱いはいかがなものでしょうか。

AOKIのオンラインショップで取り扱いがいくつかあります。

個人的には、AOKIさんには、なんの恨みもありませんが、オロビアンコのメインターゲット層(20代~30代後半)がAOKIで服を買うことはまずないですよね。
店頭で見かけたことはないので、もしかすると、AOKIの若者向けブランドORIHICA(オリヒカ)での取り扱いかもしれませんが。

まぁ、ライバルの洋服の青山系列の店舗(ザ・スーツ・カンパニーやユニバーサル・ランゲージ)でもオロビアンコ扱っているので、もう裾野は広がりまくってる感もあります。

これからこのブランドが廃れていくか、それともさらに強大になっていくか、ビジネス戦略に注目です。




2013年9月13日金曜日

ライバルブランドの店舗視察①イルビゾンテ表参道店

以前に当ブログでもオロビアンコのライバルとして紹介したイタリアのバッグブランド、イルビゾンテ(オロビアンコのライバル紹介② IL BISONTE(イルビゾンテ) )

ちょっとつぶれた感じの円筒形ショルダーバッグは女性にも人気です。
というよりも、女性の方がファンが多いように感じられるブランドですね。

先日、仕事で表参道界隈を歩いているとき、ちょうどお店の前を通りかかったので、写真を撮ってきました。

やはりクラフト感が押し出されているショップデザインです。



夕方6時ごろに訪れました。白抜きのロゴ、店内の柔らかい光が薄闇に映えます。

 
ショーウィンドウには革のエプロン。これは商品ではなく、ディスプレイかもしれませんね。
 
製品に加工する前の原皮(もしくは鞣したあとの革でしょうか)がディスプレイとして吊るされています。


〈ショップデータ〉IL BISONTE 表参道店

ADRESS:〒150-0001 東京都渋谷区神宮前4-21-8 1F
※表参道ヒルズの裏道にあります。近くには、BAPEなども。
TEL:03-5786-0321
OPEN:11:30~20:00
取り扱い:IL BISONTE,IL BISONTE UOMO



2013年9月11日水曜日

中古市場でのオロビアンコの扱い

中古衣料品ビジネスのこと

近年、エコや省エネの観点から中古品の市場規模が大きくなっています。

古着ビジネスに関して言うと、10年前くらいまで盛んだった、海外(主にアメリカやヨーロッパ)でグラム当たりいくらという感じで大量に買い付けた商品をコンテナ船で運び、日本の倉庫で1点1点、商品価値を見極めながら値付けをして店頭に出すというビジネスモデルが、少しずつ変遷しているように感じられます。

というのは、近年では日本市場の中だけで商品を循環させていても、そこそこの規模のビジネスが成立しているように見えるからです。

・ラグタグ
・カインド
・ドンドンダウン
・トレジャーファクトリースタイル

上記の4社は、基本的に店頭で一般消費者が持ち込んだ商品を買い取り、店の利益を上乗せして、店頭またはWEBで販売します。ブランドリサイクルショップというような位置づけでしょうか。
わざわざ買い付けに行く手間やコストも省けますし、滞留在庫になりそうなものは買取拒否、または安値で買い取ればいいので、きちんとPRさえしておけば、商材が勝手に集まってきます。
この4社はいずれも数十店舗のチェーン展開をしています。年商は数十億規模です。

自分の服がいくらで売れるのか


このようなお店での買い取り値は、新品/中古品、人気ブランド/大衆ブランド、状態、製造年等によってもまちまちなのですが、おおよそ定価の1~2割、またはそのショップでの販売価格の25%といったところでしょうか。
買い取り担当者は、現在ではほとんどWEBで買い取り値の根拠となる市場価値を調べますので、担当者による当たり外れはほとんどないと思います。

もちろん、目利きの人もいれば、そうでない人もいますので、最終的な査定額は運に左右される部分もあります。もちろん、状態やデザインも買い取り値に影響しますので。
また、店舗独自に査定項目やブランドの順位を決めていて、モード系高価買取とか、デザイナーズブランドの持ち込み歓迎!等を謳っていたりもします。

査定の例を以下に挙げます。

Paul Smith(ポール・スミス)のコート

定価:¥50,000
状態:美品
製造年:持ち込み時の2~3年前

推測される買い取り額:¥3000~5000(定価の1割弱)
推測される買取後の店頭での売価:¥12000~20000(買い取り額の4倍)

上記は一例ですが、(100着以上を色んなお店で売った経験を踏まえると)大体こんな感じです。
たとえばこれをヤフオクなどのオークションで売ると、¥8000前後で売れると思います。ブランドリサイクルの店舗を通さないと、売り手、買い手にとって得です。

ただ、店舗は光熱費や人件費等が発生するので、当然利益の幅を大きく取らざるを得ないのですが。

さて、すっかり長くなってしまいましたが、本題のオロビアンコの中古品について情報を載せます。
都内某リサイクルショップで見つけた、オロビアンコ・ユニークのビジネスバッグ。


定価は¥30,000前後でしょうかね。
目立った汚れはありませんが、全体に小傷や使用感がありました。

これで、お値段は、¥7,980 でした!

ということは、お店の買い値は¥2,000前後ということになります。

ただ、人気ブランドは若干高値で買い取るので、¥2,500~¥3,000といったところかも知れません。

同じような雰囲気、サイズ感でもノーブランドだと、¥500~¥1,000程度です。

まだまだ中古市場でも人気ブランドとしての取り扱いのようです。


2013年9月9日月曜日

オロビアンコのライバル紹介④ aniary(アニアリ)

これまで、エフクリオイルビゾンテフェリージ、とイタリアブランドのライバルばかりを紹介してきましたが、日本ブランドにもいくつかの競合商品があります。

価格帯やターゲットで一番近いのは、やはりaniary(アニアリ)でしょうか。


革はかなり良いものを使っていると思います。
オフィシャルサイトで表明しているこだわりがそれを裏付けています。

 ~以下引用~

“革”に込めたアニアリの愚直な思い

日本の革鞄はダサいと言われたくない・・・。結局のところ、この一念がアニアリというブランドの原動力なのかもしれません。

「革本来の味を出すと、色や風合いにどうしてもばらつきが出るから、大手メーカーはいやがる。顔料でベタベタにした革の味を度外視したものじゃないと、商売上がったりなんだよ」
(イタリアやイギリスの革に見劣りしない革が日本でも生産できるのに、市場に出回らないことに対する日本の皮革メーカーの言)

私たちはこうした状況に完全に腹をくくりました。100%ジャパンメイドの鞄でもこれだけのものができるということを、ここらで一度ガツンと世に知らしめてやろうと。

~引用終わり~



アニアリは、製品開発へのこだわりだけでなく、ブランディングのために、最終的に消費者の手にわたる小売店での陳列にまでメーカーとして口を出します。

従って、アニアリは、アニアリが「ここだったら、ブランド価値が下がらない」と判断したお店でしか置いていません。

たとえば、オロビアンコを取り扱っているお店で、「うちにもアニアリを卸してくださいよ~」と言っても、簡単にはうんと言わないのです。

利益だけを追い求めていたら、どんどん販路を拡大して、売りまくりますよね。そうなると、生産が追い付かなくなってクオリティーが下がったり、売れ残った商品が店頭で値引き販売されて、ブランド自体が死んで行きます。

そういった意味では、非常に成功している稀有な国産バッグブランドと言えると思います。







2013年9月6日金曜日

オロビアンコのシューアイス登場!ついに「衣」を飛び越えて「食」へ!

常々、「オロビアンコをバッグやファッションにとどまらせず、ライフスタイルブランドにする」と夢を語るオロビアンコCEOのジャコモ氏。

有言実行のイタリア紳士です。

今をさかのぼること2年前の2011年、洋菓子の老舗ヒロタとコラボレーションして「シューアイス」なるものを発表していました。


 イタリアブランドらしく、「カプチーノ味」と「エスプレッソ味」。しかもシュー生地に竹炭を練り込んだ、ブラックシューアイスという、かなりインパクトの強いアイテムです。
オロビアンコが日本贔屓なのは、ジャコモ氏の言によれば

「職人の国というところで通じるところがある」

とのことです。
イタリアでは職人のことをアルチザンと呼んで敬意を表し、ものづくりに関わる人たちの社会的地位も高いです。



その点、日本では最近どうなんでしょうね。
大工や建具師などはまだある程度の地位や知名度がありそうですが、下町の鞄職人とか、まったく一般社会からは隔たったところにポジショニングされてしまっていると思われます。

実は、見た目も古い、一軒屋ほどの小さな工場で「コムデギャルソン」の服や「ポーター」の鞄がつくられていたりするんですけどね。



ちなみに、オロビアンコブランドは、食関連では他にワインやオリーブオイルなども出しています。
いずれもイタリアを代表するようなアイテムですが、日本でビジネス的に成功するかは未知数のところが大きいかと思います。

このシューアイスも、催事や一部のヒロタのショップで売られていたようですが、そこまで話題にはなていなかったように思います。

これからの衣食住のライフスタイル分野への進出に注目です。

2013年9月4日水曜日

OROBIANCO×ANAのコラボ商品

とにかく色んなメーカーやショップとコラボレーションし、限定アイテムを多数日本市場に投下しているオロビアンコ。

なかでも異色なのは、タイトル通りの 

ANA(ANAホールディングス株式会社/全日本空輸株式会社)

とのコラボアイテムでしょうね。




百貨店やセレクトショップとのコラボであれば、あまりにも頻発され過ぎてて、もはや珍しくないのですが、航空会社とのコラボは目新しさがあります。

アイテムは空の旅のお供に、、、ということで、機能的なバッグが多いようです。
ANAのショッピングサイト



バッグの背面上下位置に、ダブルジッパーが設けられています。普段は下のジッパーは閉じたまま、上のジッパーを開け閉めして普通のポケットとして利用可。
上下ともに全開にすれば、手持ちのキャリーやスーツケースのハンドルに通して、「キャリーオン」できます。
これは、ビジネスマンにとっては、なかなか便利です。
出張に行くときも必ずブリーフケースは持っていく必要があるので。
なかなかトートバッグにこの機能がついたものは少ないんですが、というよりも見たことが無いんですが、そのニッチなところを今回は狙ってきましたね。

もちろん、最近はビジネスシーンでトートバッグをビジネスバッグとして使う方も増えてきているので、大いに需要はあると思います。


なお、オロビアンコにも少数ですが、キャリーの商品があります。


年に10回以上は日本を訪れていると噂のジャコモ氏なので、当然ANAを利用する機会も多いのでしょうね。
どこかの雑誌でジェットセッターの鞄の中身という企画があったように思いますが、そこでもジャコモ氏が取り上げられていたように思います。

オロビアンコがビジネスとして成功しているのは、このようにバッグ業界での一般的な販路(百貨店、セレクトショップ、バッグ専門店)に限らず、異業種とコラボすることで新たなチャネルを開発、市場を開拓していることに尽きると思います。

デザインやクオリティーよりも、ビジネスでの秀逸なセンスが感じられるブランドです。







2013年9月2日月曜日

オロビアンコの新作が出るタイミング

オロビアンコの新作が出るタイミングは、一言で言ってしまうと、一年中ひっきりなしに出てます。

一説によれば、毎年500~1000型(マイナーチェンジも含めれば2000型とも?)が日本市場に投入されているようです。
基本的にはアパレル業界のシーズンと連動して、SS(春・夏)とAW(秋・冬)に新作が多く出回りますが、バッグは衣料と比べると季節性が関係ないものもありますので、常に

商品開発→市場投入→フィードバック→商品開発・・・

というような流れになっています。
特に有名なところだと、伊勢丹などの百貨店やナノ・ユニバースなどのセレクトショップとコラボレーションしたアイテムは、毎年(ひどいときは毎月)のように店頭に並びます。

中でも、伊勢丹が打ち出した企画は衝撃的でした。
メンズ雑誌のBeginとの共同企画のようですが、その名も、

<オロビアンコ“サンキューセット”>


感謝の意味を込めて販売価格39000円だそうです。毎回即完売。

だって、8アイテムくらい入ってますから。
通常の定価で考えれば、10万前後です。