2015年3月18日水曜日

イルビゾンテのナイロンバッグ

イルビゾンテもついにこんなナイロン×レザーのコンビバッグをショーウィンドウに飾るようになってしまいました。
数年前まではオールレザーメインで、たまにキャンバスとのコンビバッグが出る程度だったと思うのですが。オロビアンコ以上に頑なにレザーを謳ってきたブランドから、このようなバッグが出てくると、いよいよブランド毎の差別化が難しくなってくるのではないでしょうか。
各ブランドが良いと思うもの、作りたいものを作るのではなく、とにかく市場で売れるものを作るのであれば。



2015年3月13日金曜日

エフクリオとオロビアンコの同型リュックを比較


家電製品なんかだと、「SONY 対 Panasonic最新機種徹底比較!」 というような企画を雑誌等でよく目にします。
徹底比較できるのは、ユーザーが購入する際の判断基準を数値化できるからですね。価格に始まり、消費電力やバッテリーの持続力、パソコンであればCPUの処理速度やハードディスクの容量等などがあげられると思います。
ブランド間の比較が難しいのはファッションです。家電製品が物性(モノとしての価値)の面で主に比較されるのに対し、ファッションアイテムは感性(好み、嗜好)の面で判断されますから。なのでたとえば今回のタイトルのようにオロビアンコとエフクリオを比較したところで、あまり有益な情報は得られないと思います。
仮に比較するとしても、下のようなあまり中身のない記事になってしまうんですよね。
結局は、どのブランドの鞄を持つかなんて、「好き嫌い」でいいんですから。

オロビアンコ 対 エフクリオ 徹底比較!!


■価格 
オロビアンコの勝ち!

やっぱりエフクリオの方が1万円程度高いですね。 コストパフォーマンスはオロビアンコに軍配です。

■デザイン
エフクリオの判定勝ち!?

デザインは完全に好みの問題で、写真の見映えにもよりますが、パッと見て「良さげ」なのはどうしてもエフクリオの方に思えます。
高級感、しっかり感は、全体のつくりの丁寧さや素材選び等、色々な要素で構成されますが、ナイロンバッグの場合、芯地を硬いものにするか柔らかいものにするかで、「立派さ」に差が出ます。くたっとしていると、どうしてもカジュアルな(ややもすると安っぽい)雰囲気になりますから。

■耐久性
引き分け

オロビアンコはナイロン、ポリエステルがメイン。革は一部に使われることが多いです。一方、エフクリオはレザーの割合が多いアイテムをどんどん投入しています。今回とりあげたアイテムでいえばエフクリオはコットンメインで一部がレザー。使用環境によるのでなんとも言えませんが、あまり差は無いかと思います。
ちなみに、、、本場イタリアでは、大人の男がナイロンやコットンのバッグを使うことはほとんどありません。 オールレザーです。スーツの基本素材がウールであるように、大人の男の鞄と言えば、革なんだそうです。


2015年3月3日火曜日

新宿丸井アネックス「RAGTAG」での中古オロビアンコ

新宿の丸井アネックスの中に、リサイクルブランドブティックの「RAGTAG」が入っていました。銀座の老舗百貨店、松坂屋の中にFOREVER21などのファストファッションブランドがテナントとして入ったときも業界に激震が走りましたが、ついにマルイの中に古着屋が入ることになるとは。

昔は「棲み分け」ができていたはずなんです。

高くても良いものを→百貨店
そこそこの値段と品質で、オシャレなものを→ファッションビル
安いもの→量販店

牛丼が食べたいときは牛丼屋に、カレーが食べたいときはカレー屋に、蕎麦が食べたいときは蕎麦屋に、というような構図だったのが、今では、牛丼屋にもカレーと蕎麦がおいてあり、カレー屋と蕎麦屋にも、牛丼がおいてある、といった感じです。

このままでは、「あそこ(あの商業施設)に買いに行こう!」ということが無くなり、「(どこでだろうと構わないから)このブランドのアイテムを買おう!」ということになって、館としてのブランディングがますます難しくなっていくのでは、と思います。
ポール・スミスもツモリチサトも古着屋も入っているのでは、消費者のニーズには短期的に答えられるかもしれませんが、「マルイ」という館の個性は薄くなっていくのではないでしょうか。
「マルイ」で買う必然性が無くなっていきますから。

話がそれましたが、くだんのマルイの中のRAGTAGにあった、変り種オロビアンコ。1アイテムに、基本的にはオロビアンコのブランドロゴはひとつしか入れないという方針が昔はあったのですが。

しかも安い!

2015年3月1日日曜日

エフクリオとフェリージの中古価格最新情報

新宿のコメ兵は、品数、取り扱いブランドともに、都心の中古衣料品店(ひらたく言うと、古着屋ですね)の中では一番だと思います。
バッグコーナーには、エフクリオとフェリージが仲良く並んでいます。さらにお隣には、ステファノ・マノですとか。
エフクリオ(オレンジ色のブリーフ)は1万円前後、フェリージ(黒のブリーフ)は2.5万円前後でした。この雰囲気だと、元上代がエフクリオ3.5万円、フェリージが5万円ほどでしょうか。新品で購入するときの差額が、そのまま中古市場でも出ています。ただ、フェリージ中古価格が半額であるのに比べて、エフクリオは約70%オフ。
このパーセンテージの差が、つまりはブランド力の差ということでしょう。
ちなみに、オロビアンコは、この群れには入れてもらえていませんでした(汗)。