2013年11月14日木曜日

佐藤可士和のスーツセレクトにもオロビアンコ!

洋服の青山、紳士服のアオキに続き、コナカ(スーツセレクト)にもオロビアンコ

数年前、当時をときめいていたデザイナー佐藤可士和がディレクションを手がけたことで、かなりの話題性をさらったスーツセレクトという紳士服量販店。実はスーツセレクトは若者向けに開発した業態で、親会社は紳士服のコナカという企業です。洋服の青山(スーツカンパニー、ユニバーサルランゲージ)、紳士服のアオキ(オリヒカ)に加え、ついにコナカでも販売していることが判明しました。どの企業がこの紳士服業態で一番最初に取り扱いを始めたのかは不明ですが、これで、はるやま商事(P.S.FA:パーフェクトススーツファクトリー)での取り扱いさえあれば、紳士服四天王を網羅したことになります。

・・・事実、P.S.FAでの取り扱いもあるということがネット上での調査情報で分かってしまいました。

 佐藤可士和さんのデザインしたロゴ。
 暗闇の中でサインが映えます。

 JR恵比寿駅近くのスーツセレクトEBISU。
ビジネス用に資料がきちんと入るサイズのバッグが多いです。


日本市場におけるオロビアンコの驚異的な浸透


今や、そこそこのメンズセレクトショップでは、オロビアンコを置いていないお店を探すほうが難しいというおかしな状況になってきました。そもそも、高価なイタリアブランドなどは他店舗との差別化を図るために仕入れるようなものであるのに、それが今では、他の店舗と足並みをそろえるために置くようになってしまっています。

もっともこれはオロビアンコに限ったことではなく、日本のファッションビジネス全般に言えることなのかもしれません。一時期人気を誇ったセレクトショップでは、それぞれがこだわった商品を買い付けていて、他の店にあるブランドは、たとえ人気のブランドで売り上げが一時的に上がることが目に見えていたとしても、プライドから自店では取り扱わない、という気概が見えたように思えます。

流通システムの発展のせいもあるかもしれませんが、似たような店ばっかりが増えているような気がしてなりません。
もちろん、奇抜なアイテムをおいたからといって、それがビジネス的に成功するかどうかは疑問なのですが。


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