2013年10月4日金曜日

オロビアンコのライバル紹介⑥ セレクトショップ

オロビアンコのライバルはオロビアンコの販売店という矛盾


いきなり過激なタイトルで始まりましたが、実はオロビアンコのライバルはフェリージやアニアリなどのバッグメーカーだけではなく、オロビアンコを扱っているセレクトショップ自体だったりもするんですよね。

どういうことかと言うと、今はアローズ、シップス、エディフィスなどの有名セレクトショップはどこもPB商品(プライベート・ブランド) の開発に力を注いでいます。

70年代、BEAMSやSHIPSなどのセレクトショップが日本に出始めたころ、いわゆるセレクトショップの黎明期には、その名の通り、ほとんどが海外でセレクトしてきた商品を店頭に並べていたと思います。
ただ、海外のブランドは当たり外れもありますし、ブランドがつぶれたり、輸入のトラブルがあったりと、供給が安定しないのも事実。それに為替次第では、利益率も変わりますし、その都度販売価格を変えるのもなんだか大変です。

そこで!海外ブランドのエッセンスを取り入れた自社オリジナル商品の開発に取り組みが始まります。
日本製の生地を使って、日本の工場でつくれば品質も安定。価格も安定で、お店の経営にとってはの基盤づくりとなります。


セレクトショップのバッグも、なかなかのもの

これが実際にお店で商品を手にとっている方はご存知だとおもうのですが、セレクトショップのオリジナルアイテムのカバン類、なかなかのものが揃っています。
なにより、価格がこなれていますね~。
デザインも、海外ブランドほど奇抜ではなく、かといって地味でもない、絶妙なラインをついてきています。
ユナイテッド・アローズのPBバッグ。これで確か2万円前後だったと思います。


店頭であれやこれやと悩んだあとに、財布と相談して値段の安いほうに落ち着くということはよくあること。セレクトショップでも例外ではありません。
店員は、利益率の高いPBをおすすめする率が高いかと思いますが、そこはやはりセレクトショップなので、店員もそれぞれにこだわりがあり、本当に自分がいいと思っているものや、ユーザーに似合うものを勧めてくれる可能性も十分にあります。

いつかどこかのファッション誌で読んだエピソードには、顧客のニーズや好みを聞いて、自店以外のものを推薦するという猛者もいるんだとか。

セレクトショップの販売員には、本っ当に服好きな方が割と多いと思います。

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