2013年10月31日木曜日

オロビアンコのライバル紹介③ Felisi(フェリージ)その2

Felisi(フェリージ)の中古品の相場

オロビアンコのライバルブランド、フェリージも中古市場に出回っています。
フェリージというブランドに関しては、前回ご紹介の記事をご参照ください。


「オロビアンコのライバル紹介③ Felisi(フェリージ)」

できるビジネスマンの御用達ブランドの感があるフェリージですが、中古市場に出回る商品もやはりビジネスバッグが多いようです。先日神奈川県のリサイクルショップで発見したブリーフはなんと総革。定価は7~8万円ほどでしょうか。横浜の外れにあるリサイクルショップで発見しました。

 シボ(革のしわ)がきれいで、高級感があります。
色もライトブラウンで艶っぽいですね。

中古で三万円台後半。オロビアンコの新品が買えるレベルです。


フェリージは中古でも高い。

中古市場でも値崩れしないブランドの一つだと思います。たとえば、オロビアンコの定価三万円のバッグがリサイクルショップに並ぶ際、状態が悪ければ、三千円~五千円程度で店頭に並ぶことも有ります。
ただ、フェリージに関しては、一万円を切った価格で売られているところを見たことがありません。これはフェリージのブランディングが成功しているからであり、セールをやらず、直営店と一部の百貨店、セレクトショップでのみ販売していることが理由として挙げられます。


もしフェリージがネットで割引販売され、ドンキホーテに並ぶようになれば、中古品での価格も下落することが予想されます。

2013年10月29日火曜日

秋冬と言えばやっぱりカモフラ

カモフラ柄のオロビアンコ


秋冬の定番柄と言えば、やはりカモフラージュ(迷彩)柄が挙げられると思います。
もちろん春夏にコーディネートしても良いのですが、薄着の時は全体のアイテム数が少ないので、カモフラ柄に目がいきすぎてしまい、一歩間違えると本職の人のような危険な印象を与えかねません。

他のアイテムを上品でドレッシーなものでまとめた上で、最後に振りかけるスパイス程度に主張の強い柄物(カモフラの他、アニマル柄なんかもそうですね)を取り入れている人がオシャレに見えるようです。

あまり馴染みが無い方は、ブレスレット等のアクセサリーやお財布などの小物から挑戦してみることをオススメします。慣れてきたら、全体のコーディネートの中で少しずつ面積を増やして、バッグからいずれはジャケットなども試してみると良いかと思います。

 ショルダーの定番、SILVESTRA(シルベストラ)。
ポリエステルの迷彩柄で3万円台後半。

伊勢丹新宿メンズ館のB1Fバッグコーナーは戦国時代

おそらく都内できんとしたブランドのバッグを一度に比較検討しながら見てみたいということであれば、伊勢丹新宿メンズ館のB1Fの右に出る売り場はないのではないでしょうか。何と言っても品揃えがいいです。まだ他の百貨店で取り扱いがないインポートブランドや、直営店でしかほとんど取り扱っていない国産ブランドなども、豊富に揃います。

なにより、ファッションの伊勢丹を名乗るだけあり、目の肥えたバイヤーが選んでくるものに間違いは少なく、価格に見合った価値のものが手に入るという安心感があります。
百貨店で初めてオロビアンコを売り場においたのも、 伊勢丹(一説には高島屋)だと言われています。

ただ、あまりにも整理された売り場なので、ブランドの優劣が目に見えやすいという欠点(消費者にとっては欠点ではないかもしれませんね)があります。下は、上のオロビアンコの近くに並んでいたダニエル&ボブの本革カモフラバッグです。
さすがに10万円するだけあって、存在感は別格です。見比べるとさすがにオロビアンコが少しカジュアルに映ります。

大人のブランドの地位を確立しているダニボブ。
ファンの年齢層で見ても、
オロビアンコよりは若干高めの印象です。
 

2013年10月25日金曜日

ヴィンテージのオロビアンコ!

かなりの年代物のオロビアンコ


少量多品種で色々なデザイン、色柄があるオロビアンコですが、近年では金具などはある程度統一されたものを使うようになってきているようです。バッグに使われる素材のすべてをイタリア産にこだわるオロビアンコだけに、Dカンやナスカンなど、おそらく提携するイタリアの金具メーカーと共同開発しているのでしょう。ただ、たまにリサイクルショップで見かけるオロビアンコには、現行のすっきりしたデザインとは真逆を行く凝った金具が使われていたりします。


小型のバレルバッグ(縦型の円筒形バッグ)というか、
ナップザックというか、変わった形です。


 まだリモンタナイロンが定番化する前のアイテムでしょうか。
帆布と革のコンビ。水色の革も珍しいです。

商品の質、量が安定してくると、デザインも無難になりがち

皮肉なことですが、オロビアンコが日本の市場をそこまでリサーチせずに、好き勝手に作っていたバッグの方が面白いものがあったりします。イタリアのデザインと日本で受け入れられる機能性、ということで、国産ブランドと似たようなサイズ感や、収納に役立つポケットがたくさんついていたりと、便利な面もありますが、個性を殺している面もあるのではないでしょうか。

日本のバイヤーが持ち込んだデザインだったり、日本市場にあわせた商品を投入しすぎると、ブランドのコンセプトがぼやけることになり、図らずもブランドの寿命を縮めることになりかねません。こだわりを持ったイタリアブランドであるならば、デザインにもある程度の一貫性を望みたいところです。

売価は一万円強でした。察するに発売当時の定価は3万円前後でしょうか。
 
見たこともない金具です。イタリア産でしょうか。バッグの製作に携わったことのある方なら
分かると思いますが、金具はデザイン、価格、重量で意外と大きな要素となります。
 
リサイクルショップでも、見かけることが多くなったオロビアンコ。
ただ、今回のような珍品はあまりお目にかかれません。

2013年10月23日水曜日

ザ・スーツ・カンパニーでオロビアンコのセール

「洋服の青山」系列店でのオロビアンコのセール


「ザ・スーツ・カンパニー」といえば、¥19,800と¥29,800のツープライスを基本とした入門用のスーツと、オフィスでも使えるきれいめカジュアルを展開するアパレルブランドです。知らない方もいると思いますが(というようりも、その出自ををあえて出さないでいる)実は、紳士服の販売数でギネス記録も持つ「洋服の青山」の若者向けブランドでもあります。スーツにイタリア生地を使ったり、セレクトショップに並んでいそうなトレンドを追いかけた商品を置いてみたりと、必死に「洋服の青山」臭を出さないようにしているように感じられます。


グレーのナイロンに、同色のクロコ型押し革のコンビ。
特に別注商品というわけではなさそうです。

 
 
定価が¥15,540。20%OFFで一万円強。
ボディバッグとはいえ、店頭での販売価格としては、やや安すぎる印象です。

オロビアンコの裾野はどこまで広げるべきか。

このような状況を見ると、「来るもの拒まず」なのかと思ってしまうほど、取り扱い店舗数が増えているオロビアンコ。ブランド設立が1996年なので、17年が経ち、日本でもすっかりブランドが浸透したと思います。これからは、徐々に販売状況や価格設定のコントロールを強めていく戦略がとられるでしょう。

たとえば、年間の販売量の目標値を設定して、それを達成できなかった店舗(小売企業)との取引は停止する、等の規定を設けなければいけない段階になってきているはずです。なぜならば、このような戦略をとらなければ、今回のケースのように、オロビアンコのイメージと合わない店舗で結果的に商品が売れ残ることになり、それがセールの乱発を招くからです。

百貨店とドン・キホーテで販売されながら、人気をなんとか維持しているという驚くべきブランドですが、この異様な状況もそう長くは続かないでしょう。イタリアのオロビアンコ社がとるべき戦略をとらなければ、遠からず、取り扱いをやめたいと、小売から申し出られるような日もくるのではないかと考えています。

2013年10月22日火曜日

オロビアンコの看板がなぜ無いのか

オロビアンコの看板が無い理由とは?


写真は原宿駅のホームから見たイルビゾンテの看板です。日本での販売量や人気から言っても決してオロビアンコは引けをとっていないはず。では、なぜこのよ うな広告看板がオロビアンコは無いのでしょうか。実はオロビアンコの正規代理店が1社に絞られていないことに起因します。


 原宿駅のホームから。


 さすがは、ファッションの聖地のひとつ、原宿。 
広告もアパレル関係が多いです。


たとえば、この看板の設置費用が1ヶ月で200万円だったとして、広告費の出所はイルビゾンテの日本における代理店、ルックです。その背景には、百貨店で売られているイルビゾンテも、直営店で売られているイルビゾンテも、ほとんどがルックを通して販売されているからです。つまり、日本でのイルビゾンテの売り上げが上がれば上がるほど、ルックが儲かるようになっています(並行輸入品等の例外は一部ありますが)。

だからこそ、高い広告費を出して、看板を設置する価値(費用対効果)があります。

オロビアンコの看板を出すと損をする?

他方で、オロビアンコはどうかと言うと、たとえば同じように看板を出したとします。それがシップス別注のオロビアンコだったとして、それを何気なく見た人が、たまたまアローズのお店に入って似たようなバッグを手にとってしまった場合、シップスの出したお金が、アローズの売り上げを上げてしまうという皮肉な結果につながります。

オロビアンコ全体の認知度を高めることが、自社の売り上げアップに直結していないので、なかなか広告を打ちにくいという事情です。もちろん、ファッション誌のページをめくれば、オロビアンコのタイアップ広告が載っていることはあります。

ただ、それは特別なコラボ商品だとか、イベントだとか、それぞれのモノやコトにフォーカスした一時のお祭り的な意味合いのもので、 オロビアンコのロゴを白い背景にただ、ボン!と出すとか、オロビアンコ全体のイメージをアップされるようなものではありません。

もし万が一、街中でオロビアンコのイメージ広告を目にするときが来たら、すなわち日本での販売を一手に取り仕切る企業が現れた(もしくは現行の複数社の中から選ばれた)ということですね。